久しぶりの投稿です

 少し間が空いてしまいました。
 いろいろなところから資料作りを頼まれて、ホイホイと受けたのはいいのですが、自分の言語能力の低さから、校正の嵐となり、文章の洪水に埋もれていました。

 さて、アトピー性皮膚炎の途中で中断していましたが、このブログを参考にされて、症状が和らいだといううれしい便りもいただいたりしています。
多少の参考になっている方も居られたようでなによりです。

 アトピー性皮膚炎につきましては、また再開しますが、最近、ご相談を受けていて気になることがありましたので、良ければお考えいただければと思います。

 気になったことは、今はやりの「リンパマッサージ」と「ホットヨガ」ですかなり流行っているようで、お客さんとの話の中でもよく出てくるようになりました。

 「リンパマッサージ」は美容のほうでやられているようです。お客さんからの話によると、やってもらうと、顔が小さくなったり、お尻が持ち上がったりするのだそうです。
 これは、リンパの流れに沿ってマッサージをすると、むくみが取れ、体の老廃物が出て行くから良いのだそうです。

 気になっているのは、「リンパ系」を「老廃物の輸送路」と強調しすぎているのではないかという点です。リンパ系は体の中の免疫系ですからもちろん老廃物といえばそうなのですが、これは体の中の軍隊の通り道、「免疫という体を守る戦いをする戦士や武器の道路」であるわけです。リンパ系のところどころには「リンパ節」という関所というか警備所があります。細菌やウイルスが体に侵入すると、ここの関所が腫れてきます。これはそこから先に侵入者を入れないためだったとおもいます。それと同時にリンパ系全体が警戒態勢に入ります。全身がだるくなり、発熱して血管を拡張させ、血管壁の透過性が亢進し、リンパ系と通り路を広げ、またあちらこちらのリンパ節が腫れて、体が臨戦態勢をしきます。

ここを外から刺激すれば、軍隊を刺激することにはなりはしないかと思います。

 実際、慢性の炎症性疾患(肝炎、膵炎、腎炎などや、コンタクトなどによる角膜炎、副鼻腔炎など)を患っている方が、リンパマッサージ後に、発熱したり、血液データが悪化しているように思われる方が見えています。
 
 美容の分野に医学を持ち込んでいるのですから、リンパ系の本来の意義を考え慎重に対応したほうが良いのではと思います。もしマッサージを受けて調子が悪いようでしたら、「体から毒が出ている」のではなく、慢性の炎症性の病気が刺激されて悪くなっていることもあると思われたほうが良いかもしれません。

 次は「ホットヨガ」です。これも考えてみると少し医学的には無理ではないかと思うのです。「ヨガ」は呼吸をコントロールして呼吸数を減らす行為です。鍛錬された行者ですと1分間に数回の呼吸まで落とすんだそうです。この状態ですと、体の反応としては、中心的に副交感神経が働いているのではないかと推測します。ですからヨガの鍛錬は結構涼しいところや寒いところで盛んです。インドなんかでも高地が多いようです。禅の座禅も寒いところが多いです。
 
 ところがこの行為を、なれていない方が暑い環境で行うとどうでしょうか。

 暑い環境であれば、通常は脈拍が上がり、発汗が促され、呼吸数が増加します。これは主として交感神経が刺激されるからです。

とすると、「ホットヨガ」はこの両方を同時に刺激することを行ことになります。これは神経のバランスから考えてとても無理というか出来ないのではないかと思います。逆に体調が悪くなる気がしますがどうでしょうか?

 少しひねくれた考えかもしれませんが、お客さんの中にこのようなことで体調を崩されている方がちょくちょく見受けられるようなので私見を交えて書いてみました。

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アトピー症状に良いとされる商品について(3)

気温が高くなってきた影響でしょうか、アトピー症状の痒みが強くなってきた方が多いようです。
前にも、ここに書きましたが、塗り薬や、保湿剤の使い方に注意してみてはいかがでしょうか。痒いから塗りたい、カサつくから塗りたいというのも大切ですが、皮膚が蒸れると痒みが強くなります。
カサついている状態の皮膚は、ひょっとすると、垢になって落ちていなくてはいけない、役に立たない表皮かもしれません。
 皮膚の状況をよく見てみてはいかがでしょうか?

 少し間が空きましたが、続きです。

健康食品に関しては、いろいろな情報が公的な機関からも出てくるようになりました。今日もお客さんの話の中で、その方の知人が使った健康食品(ダイエットをうたっている商品)で、はっきりとした因果関係は確定しなかったのですが、どうもその商品に含まれる成分で肝機能値が上がったという方があったそうです。服用を中止したら肝機能値も徐々に下がったそうで何よりですが、この方、健康食品で肝機能値が上がるなんてと驚いていたのに少し以外に感じました。
 健康食品も、体質によってはお薬と同じ副作用のようなものが出ることはたくさん報告されています。
ただ、問題なのは、お薬ほどの情報を製造、販売メーカーが持っていないことが多い点です。
お薬は、販売されるまでに安全性、副作用、商品の安定性などの情報が細かく決められていますが、健康食品はあくまでも食品なのでそれらの規制があまり多くはありません。  ですから、何か健康被害が現れても、因果関係の特定に時間がかかることになりがちです。
 この点は常に健康食品を利用する上では大切な点だと思います。

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アトピー症状に良いとされる商品について(その2)

つづきです。
(4)各種健康食品ならびにサプリメント
これも種種さまざまなものをお客さんは試してます。
多いのはクロレラ、プロポリス、ローヤルゼリー、霊芝(色々)、アガリクス、椎茸菌子体、大麦若葉、玄米、玄米に関するもの、活性酸素を押さえるもの、お茶類などが最近相談の中に良く出てきます。
これらについては、良い面、良くない面があると思います。

大きく分けて次のようになるかと思います。

体作り系(栄養学的な話から現代食を否定して、バランスをとるためにはこの商品が必要という考え方に沿ったもの、ビタミン剤、ミネラル剤、総合栄養食品類もこの分類でよいと思います。)

免疫アップ系(アトピーは免疫力の低下(?)として、免疫力アップをうたっているもの)

活性酸素関連商品(皮膚の炎症が長引くのは体の中の活性酸素が関与しているためで、これを除去すればよいとするもの)

現代科学超越系(その商品の作動原理に高次元の波動とかや、気のパワーとか、生体エネルギーとか、あるいは原子や電子などの物理学系の用語や何とかイオンなどの一見基礎科学的な用語の何とか作用によって体に良いとしているもの、これに類するグッズ類もありますが、これは項を改めて)

これらは判別が難しいものが多く、全くだめとする考え方と、いやこれは良いという考え方があります。
ただ、試してみるにしても次のような点には漢方的な養生の考え方からは必要だと思います。

(1)その商品に含まれている原料の産地、できれば旬を知ること。
これは食品を体に取り込んでいくときに基本的に考えなくてはいけない点です。漢方的な養生法の中でも大切な点です。季節にあって、住んでいる環境に近いところのものがやはり普段とるものとしては良いです。

(2)商品化されている物は天然素材を前面に出していてもほとんどが加工食品であること。
 これも利用している方は以外にあまり意識していないようです。
 錠剤や、粉末などに加工されて、自然な状態なら数日で傷む食材が数週間、数ヶ月の消費期限になったらもう天然のものとは異なる点に注意です。

(3)その食材を、そのままの形で食べたときの量を考えること。
 これも、健康食品などを考えるときには大切な点です。自然な状態で、あなたが自分の口や胃腸を使ってその食材を食べたときに、それだけの量を取れるかどうかということを考えて見ましょう。
 それ以上の何とか成分を自然界にある量以上をとらせるということは、自然界でありえない量を摂取することになります。それが体に良い反応を出すかとなるか仇となる反応を出すかはおそらく誰も知りません。
 ですからそのあたりは注意が必要です。

 例をあげてみます。
 最近流行の「飲むコラーゲン」ですが、これも製剤になっているから体やお肌によさそうです。
 でも見方や、素材を変えると次のようなこともいえます。
 たとえばあなたの知り合いの方が、非常に美肌に関心が高く、どこかで聞いて「お肌に良いから」といって家でもまたどこに行くにも水筒などに卵の白身を何個分か入れてもち歩いて毎日飲んでいるのを見たとしたらどうでしょうか?
 おそらく普通の感覚をお持ちの方なら「見ていると気持ち悪いよ。それに体に悪そうだからおやめなさいよ。」と言ってしまうのではないかと思います。

 健康食品を利用するときはこの感覚を忘れてはいけないと思います。あくまでも普通に食事をして足りない分を少し補うのが中心であるとということが前提です。

 特にアトピー症状のある方は注意が要るのでないでしょうか?

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アトピー症状に良いとされる商品について

 アトピー症状でお困りの方が相談に見えると、皆さんさまざまな治療法を試したり、いろいろな商品を購入して経験しておられます。
お客さんの相談の中から最近よく使われているアトピーに良いとされて、売られたり、お客さんが情報を集めて使われたりしているものにいくつかのグループがあるように思います。
一度分類してみようかと思います。

(1)皮膚を清潔にする部類
 アトピー症状が皮膚にあるときにやはり掻いたりして傷ができ、そこから皮膚の常在性細菌(黄色ブドウ球菌など)などの感染を起こすことが良くあります。
 また、不要な軟膏剤をきれいに洗い流さずに放置して細菌感染を起こすこともあります。これらはアトピー症状自体の症状ではないのですが、この症状は見た目にもひどいことが多いので、アトピー症状がひどくなったとされていることも多く、感染症が治まっただけでアトピーが治ったと誤解されていることもよくあります。
 これらの感染症に対して有効な薬剤や、商品群がここに入ります。良くこれがアトピー症状の根本的な治療法のようにうったたり、書籍になったりしていることもありますが、これは言い過ぎのような気がします。あくまでも皮膚の感染症を治して、皮膚を清潔な状態にしているという大切な治療の一環ではありますが、アトピー症状の本体の治療とは違うと考えるべきものだと思います。
 ですからこの治療を続けていてもアトピー症状が治るというものでは基本的にはありません。

【このタイプのポイント】
・感染症を起こしている場合には劇的に効果が出ることあり
・皮膚を清潔にする上では重要
・アトピー本体の治療ではない
・アトピー症状の根本治療と勘違いされていることが良くある(ステロイド剤の治療をいきなりやめたりするケースも良くある)
・割高な商品も多い
具体例
超(強)酸性水(名前はいろいろあります)、ポピドンヨード剤(ヨード過敏症には注意)、殺菌ガーゼなど

(2)浸透圧などを利用した肌のカサつき対応品群
 海水に入ったり温泉(鉱泉)につかったりすると、それらの中の水や湯の中の鉱物質や電解質イオンによって肌の乾燥が収まり、皮膚症状が改善するのをりようしたものです。    
 アトピー性皮膚炎の炎症が割合穏やかなときに行うと、保湿機能が低下している皮膚には有効です。
 いくつかの解説書には、皮膚の細胞に浸透圧で塩を含んだ水が入り、潤いがもどり、バリア機能がアップするとしたものが多いようです。
 ただ、これも炎症を根本的に抑えているのではないことに注意が必要です。
 特に炎症がひどいときで、2次感染を起こしている状態のときに使うと逆に刺激となって悪化することも良くあるようです。
 保湿剤の一種と考えると良いと思います。

 【このタイプのポイント】
・この季節(春から初夏)になると商品が多い
・使い方次第では肌が潤う
・アトピーの根本治療ではない
・炎症症状がひどいときには注意
・これも割りと高額になること多い
具体例
いろいろな温泉水、海洋深層水、ミネラル水の入浴

(3)化粧品群(医薬部外品)
 これらは、保湿、軽い炎症、皮膚の再生促進、シミ取りなどいろいろな目的で出されています。
 ただし、化粧品をあまり使いすぎると、やはり皮膚をいたずらに刺激することになることも多いようです。
 炎症がひどいときはお医者さんと相談するか、使うのを控えたほうが無難です。
 以前、顔の皮膚症状がひどい20代の女性が高額な化粧品とフェイスマッサージをしてもらい、逆に症状が悪化して収まらなくなり、3日後に入院となったケースもあります。
 確かに化粧品で治ればうれしいですが、なかなか現実的には難しいようです。
以前はよくアトピー症状にと売り込みに来た化粧品屋さんもありましたが、その後を聞いてみると一巡すると売れなくなっているのが現実です。
保湿剤や、一部のローション、シャンプーで10年以上売れているものもあるにはありますが、アトピー症状は外から塗ってどうにかなるというのは少ないようです。

【このタイプのポイント】
・商品はとても多いです
・使う側との相性がとてもあるので、できればサンプルや小さい包装のものを少なくともしばらく(女性の場合は生理1周期ぐらい、男性なら2週間ほど)使ってみてからまとめ買いをお勧めします。
・アトピーが治るというニュアンスには注意(あまりそのようなことは一般には起こらないようです。よくなる方のほうが少ないことも多いです)
・肌を直接見てもらってから購入したほうが良いです。
・症状が悪化しているのに無理して使い続けることは避けたほうが良いです。
・保湿剤系には医薬品の保湿剤より優秀な基剤を使ったものもあります。
・ローションタイプの保湿剤は、暑い季節は有効。
・いくつかの化粧品は今後期待が持てそうです。(白金ナノコロイドなど)
具体例
例示不能なぐらいたくさんあります。
ヒノキチオール、グリチルリチン成分配合のものが以前は多かったです。
最近はコラーゲン、ヒアルロン酸入りをよくみます。
やはり使う方の相性が大切です。

(注)最近、園芸店で「尿素の肥料」を買ってきて化粧水を自前で作って使っている方がありますが、これは考え物です。
 アトピー性皮膚炎でステロイド剤を割りと使っている場合、皮膚萎縮が起きていることがあります。尿素は皮膚の角化した層を溶かしていますので、皮膚が薄くなっているときには化粧水がとても強い刺激になることがあります。
これはたとえていうと皮膚に化学的なサンドペーパーをかけていると思えばよいです。とてもつらそうでしょ。

 さらに作る過程も問題です。
 
 化粧水を作るときに滅菌室などで作るのではなく家庭の台所のような、専門的に商品として化粧品や医薬品を製造する方から見ればきわめて不衛生(天井や空気中から落ちるダニやホコリ、皆さんのつば、髪の毛、体毛など)だからです。保存にいくら冷蔵庫を使っても問題が多いと思います。
 
 どうしても尿素の化粧水を使いたいというなら、市販されている大手メーカーのをお勧めします。
 
 ぜひご一考を。

つづく

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アトピー症状でのある考え

 アトピー症状について書いているとリンクが増えて、ステロイド剤の詳しい記述のあるところとリンクが張られたようですので、ステロイド剤についてはまたの機会に。

 ところで店頭でアトピーの方の相談を受けていて、全般的に難しいと感じていることがあります。
 それは、保湿剤や塗り薬の使いすぎている方に対してどのようにアドバイスをすればよいかということです。以前にも書きましたがアトピーのかなりの割合の方に軟膏剤や保湿剤を使いすぎて逆に皮膚の健康をそこなっているのではないかということです。軟膏剤や、保湿剤の成分や基剤自体にアレルギー反応を持っていたり、塗ることによって皮膚の新陳代謝を邪魔してしまい、自然のままなら当に剥離している役割を終えた皮膚を、軟膏剤や保湿剤でいつまでも皮膚にくっつけたままの状態にしている方が多いように感じているからです。
店頭には皮膚の症状でほとほと困っている方がお見えになります。話をお聞きして、塗り薬の使用状況をお聞きして、こちらからこの話をしていくと、お客さんにはなるほどと思ってもらえるのです。が、そこで今まで塗っていたものを減らしてもらうとすぐに大変な状態が現れることがおおいです。それは今までたまっていた本来「垢」になっている部分が何日も続けて粉を吹いたようにはがれだすからです。こうなると、お客さん本人や、周りの方から見ると症状が悪化したと思われて余計に塗り薬を塗り始めてしまうということが良くあります。でもこれを適正にしないと、皮膚は健康になれません。これをどう理解していただくかが直りにくい皮膚の健康回復の一つのポイントになります。
 とくに、症状が治まってきつつあるのに、痒みやかさつきを怖がるあまり予防的に塗り薬や、保湿剤を使われているようなケースは、塗り薬を適正にして少し恐怖感と戦っていただき、皮膚本来の回復力を発揮できる状況を整えてあげると、その力に驚かれる方が多いです。

 このことはなにもアトピーの治療だけでなく、最近では高栄養化された高価な化粧品を使っている女性の方にもよくお見受けします。
 皮膚に自然な状態ではありえないぐらいの栄養を化粧品を使って毎日補っていると皮膚のターンオバーがおかしくなり、本来なら役割を終えた表皮に栄養がいきわたりいつまでも皮膚表面に付着したままになっていることがあります。見ていると皮膚が「ロウ」のように不自然なテカリ感がある方が年配の女性に見られることがあり、その方にお話しを聞くととても高価な化粧品を使っていることが多いです。話をして少し使うのを控えていただくとやはりしばらくの間は粉を吹いたような状態になり、パニックになりはしますが、それでもがんばっていかれると、それから自然な感じの皮膚が現れていきます。

 皮膚に薬や保湿剤を使うことはもちろん必要なことですが、かさつきが怖いからとか、子供さんが夜中に痒がるといけないからということで塗る場合には注意がいると思います。

 以前のお医者さん向けの外用剤の添付文章には「漫然とした使用を避けること」というのがありましたが、最近では効果の有無をみて速やかに使用を中止することというような表現が多いようです。
 白色ワセリンなどの保湿剤も冬場のように露出した皮膚の温度が下がり、湿度も低い状態なら合いますが、皮膚温度が上がり、湿度も高く、体のリズムから発汗が起こりやすい状態のときは使い方を考えるべきでしょう。

 このスキンケアのやり方を少し丁寧に変えるだけでアトピー性皮膚炎やアレルギー性皮膚炎の症状がぐんと良くなるケースは意外に多いです。

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アトピー症状とステロイド剤

 赤ちゃんや、子供さんだけでなく成人の方まで、アトピー症状で薬局に相談に見える方の多くがステロイド剤や免疫抑制剤(プロトピック)に対しての副作用が心配といわれます。極端なお母さんになると、「このような薬は薬害があるから子供には絶対使いません。」と言い切られる方もお見えです。

 確かに、この場合に使われるステロイド外用剤(合成副腎皮質ホルモン含有製剤)や最近多い免疫抑制剤には使い方をきちんとしなければいけない強い作用を持った薬ですし、副作用が現れることもあるお薬です。
 ただ薬を扱うものからすると無理解に薬を副作用から見てしまうのもどうかと思います。アトピー症状のひどい場合はやはりきちんとお医者さんの指導のもと、このようなお薬を使わないといけませんし、症状からくる苦痛(痒くて眠れない、顔の症状がひどくて外に出れないなど)を良くすることは難しいです。

 ステロイド剤などの薬に対してのさまざまな見方がありますが、基本的な知識を持ってみてはどうかと思います。
 そのためには製薬メーカーが出している薬の説明書「添付文章」を読んでみるというの
はどうでしょうか?これは、薬のことについてさまざまな情報を載せている大切なメーカーからの案内書のようなものです。

 「添付文書(てんぷぶんしょ)」と検索するとこのデータを集めているところが出てきます。最近では検索がとても楽で、ほとんどの薬を調べることができます。この文書の中には何の薬で、どんな症状に効いて、またどんな副作用があってその発生頻度がどれくらいで、使用するときにどんな注意事項があるかなどがきちんとかかれています。この文章、以外に専門化が見ていないことも良くありますが、その薬の情報がきちんと網羅されています。
最近ですと薬局で薬の写真入の文章がもらえますがこれよりははるかに詳しい内容が載っています。

 ステロイド剤については、使用上の注意事項が載っていますが、よく読むと少し抽象的な表現が多く見られます。これは、処方するお医者さんに配慮しているというのを製薬会社に勤めているときに聞いたことがあります。
ステロイド剤には細かい使用上の注意が書かれていることに感心すると思います。

 一度見てみるとお薬のことがいろいろわかると思いますよ。

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アトピー症状とステロイドや保湿剤(その1)

 私の住んでいる地域では、昼間は上着が少し暑く感じられ、夜も重ねている綿毛布などを蹴飛ばして寝ていることが多くなりました。
 このような気温になり、さらに湿気が増えてくると、気をつけたいのがアトピー性皮膚炎などの皮膚病の方の塗り薬や保湿剤の使いすぎです。つまり軟膏剤や保湿剤を使いすぎてそのために皮膚の炎症が悪化させてしまうということです。

 今回はアトピー性皮膚炎をはじめ多くの皮膚疾患の治療剤として使われる「軟膏剤」について少し書いてみましょう。
 現在使われている軟膏剤は「油脂分を基にしてそこに主剤となる薬剤を混ぜたもの」となるかと思います。
 「油脂分」には役割がいくつかあって、主剤を保持する、皮膚にくっつく、皮膚面の保護などの役割があります。多くの場合白色ワセリンが使われています。これに塗りやすくしたり、製造中に攪拌しやすくするためにラノリンを加えて基剤(軟膏剤のもと)としています。

 主剤となる薬品の中には油類には溶けて水には解けないもの(ステロイドなど)と水には溶けて油には溶けないものがあります。ステロイドは油に溶けますから基剤に直接混ぜていけばよいことになります。
 
 この基剤は「軟らかさ」があって、硬いものから「軟膏」「ユニバーサルクリーム」「クリーム」(今は分類が異なっているかも知れません)があります。これは基剤の中に含まれる油脂分と水分の混合割合によって決まります。軟膏は水分を含まず、ユニバーサルクリームはそこそこ含み、クリームは多く含むということです。
 これは塗ったときの伸びや皮膚への付着においてはとても大切なものです。名のと通った製薬メーカーにはこの基剤がとても優秀です。この基剤を化粧品メーカーに融通していることも良くあります。

 一般的には、気温が高く、湿気の多いときはクリームやユニバーサルクリーム、冬場は軟膏をメーカーは進めますが、これは処方されるお医者さんの経験で変化します。
 赤ちゃんの場合、股やお尻など密閉されるところは軟膏、顔などはクリーム、ユニバーサルクリームという使い分けもあります。

 軟膏は皮膚にべっとりとつきますから、油脂膜を長時間皮膚に作れますが、これは体からすると、皮膚の毛穴をふさぐことになります。このため、熱の放散や汗の発散が妨げられ、これが「蒸れ」となり、痒みの原因になることも良くあります。これからの季節はこのことに特に注意すべきです。店頭につれてこられた赤ちゃんが日中頬にワセリンをてかてかになるぐらい塗られて、一生懸命手で取り除こうとしている姿はいたたまれなくなります。

 幼児などの場合、よほど体の中に冷えがない限り、大人よりも皮膚からの分泌物も多いですし、特に10代の方はにきびができるぐらいですから、保湿剤や塗り薬には注意したいものです。

 次回は「ステロイド外用剤」に注目してみましょう。

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治療の節目

 少し前に、肺がんを専門医されている医学部の大学院の外科医さんから聞いた話です。この先生に抗がん剤治療で留意される点をお聞きしたところ次のように話されました。
「データの裏づけはまだないが、化学療法(抗がん剤治療)の場合、はじめうまく効果が上がっていても6、7ヶ月になると急に効果がなくなるようなケースをよく経験する。だからこのあたりの期間は一つの節目のような気がする。」
 
 具体的な根拠になるデータがあるのではないのだそうですが多くの症例を経験してこのような感想を持っているようです。
 抗がん剤に耐性ができることもあるようですが、人間の体も大体200日ぐらいたつといろいろな刺激に慣れてくるのかもしれません。

 この先生はガンの患者さんの治療経過を見えられるとき、約6から7ヶ月ぐらいと18ヶ月目ぐらいが節目になるような感想をお持ちだそうです。

 こういった話は現場の話として何らかの意義があるように感じます。

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食養生について-追加

昨日書いた食養生に関して、知人がこんなサイトを見つけたようです。
参考までに。

http://www.fukuimai.com/sub82.htm

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「タミフル」のニュース

 今日のニュースで「タミフルの副作用調査の関係者に輸入元の会社から寄付金が?」というのがありました。

今後の調査されるようですが、これが、調査結果に何らかの影響を与えていたとしたら本当に大変ですね。ひょっとして、今まで新聞などで報じられてきた副作用の調査結果が誤りだったと疑われてしまいす。

 このような形で何らかの金銭授受に関してのモラルのようなものが欠けてしまっているんでしょうか?
 調査の結果が人の生き死ににかかわるかもしれないということの認識はそれほど軽くはないのではないでしょうか?

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