アトピー症状でのある考え
アトピー症状について書いているとリンクが増えて、ステロイド剤の詳しい記述のあるところとリンクが張られたようですので、ステロイド剤についてはまたの機会に。
ところで店頭でアトピーの方の相談を受けていて、全般的に難しいと感じていることがあります。
それは、保湿剤や塗り薬の使いすぎている方に対してどのようにアドバイスをすればよいかということです。以前にも書きましたがアトピーのかなりの割合の方に軟膏剤や保湿剤を使いすぎて逆に皮膚の健康をそこなっているのではないかということです。軟膏剤や、保湿剤の成分や基剤自体にアレルギー反応を持っていたり、塗ることによって皮膚の新陳代謝を邪魔してしまい、自然のままなら当に剥離している役割を終えた皮膚を、軟膏剤や保湿剤でいつまでも皮膚にくっつけたままの状態にしている方が多いように感じているからです。
店頭には皮膚の症状でほとほと困っている方がお見えになります。話をお聞きして、塗り薬の使用状況をお聞きして、こちらからこの話をしていくと、お客さんにはなるほどと思ってもらえるのです。が、そこで今まで塗っていたものを減らしてもらうとすぐに大変な状態が現れることがおおいです。それは今までたまっていた本来「垢」になっている部分が何日も続けて粉を吹いたようにはがれだすからです。こうなると、お客さん本人や、周りの方から見ると症状が悪化したと思われて余計に塗り薬を塗り始めてしまうということが良くあります。でもこれを適正にしないと、皮膚は健康になれません。これをどう理解していただくかが直りにくい皮膚の健康回復の一つのポイントになります。
とくに、症状が治まってきつつあるのに、痒みやかさつきを怖がるあまり予防的に塗り薬や、保湿剤を使われているようなケースは、塗り薬を適正にして少し恐怖感と戦っていただき、皮膚本来の回復力を発揮できる状況を整えてあげると、その力に驚かれる方が多いです。
このことはなにもアトピーの治療だけでなく、最近では高栄養化された高価な化粧品を使っている女性の方にもよくお見受けします。
皮膚に自然な状態ではありえないぐらいの栄養を化粧品を使って毎日補っていると皮膚のターンオバーがおかしくなり、本来なら役割を終えた表皮に栄養がいきわたりいつまでも皮膚表面に付着したままになっていることがあります。見ていると皮膚が「ロウ」のように不自然なテカリ感がある方が年配の女性に見られることがあり、その方にお話しを聞くととても高価な化粧品を使っていることが多いです。話をして少し使うのを控えていただくとやはりしばらくの間は粉を吹いたような状態になり、パニックになりはしますが、それでもがんばっていかれると、それから自然な感じの皮膚が現れていきます。
皮膚に薬や保湿剤を使うことはもちろん必要なことですが、かさつきが怖いからとか、子供さんが夜中に痒がるといけないからということで塗る場合には注意がいると思います。
以前のお医者さん向けの外用剤の添付文章には「漫然とした使用を避けること」というのがありましたが、最近では効果の有無をみて速やかに使用を中止することというような表現が多いようです。
白色ワセリンなどの保湿剤も冬場のように露出した皮膚の温度が下がり、湿度も低い状態なら合いますが、皮膚温度が上がり、湿度も高く、体のリズムから発汗が起こりやすい状態のときは使い方を考えるべきでしょう。
このスキンケアのやり方を少し丁寧に変えるだけでアトピー性皮膚炎やアレルギー性皮膚炎の症状がぐんと良くなるケースは意外に多いです。
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コメント
トラバさせていただきましたアトピーっ子情報館のSaikoです。
保湿のし過ぎはかえって肌の正常な働きを弱めることになる、
実感しています。
娘もあやうく保湿剤依存になるところでした。
今ではアトピー肌でも湿疹の出ていない箇所はそれなりに赤ちゃん肌です。
これからも参考にさせていただきます。
投稿: Saiko | 2007年4月22日 (日) 17時22分