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アトピー症状に良いとされる商品について(その2)

つづきです。
(4)各種健康食品ならびにサプリメント
これも種種さまざまなものをお客さんは試してます。
多いのはクロレラ、プロポリス、ローヤルゼリー、霊芝(色々)、アガリクス、椎茸菌子体、大麦若葉、玄米、玄米に関するもの、活性酸素を押さえるもの、お茶類などが最近相談の中に良く出てきます。
これらについては、良い面、良くない面があると思います。

大きく分けて次のようになるかと思います。

体作り系(栄養学的な話から現代食を否定して、バランスをとるためにはこの商品が必要という考え方に沿ったもの、ビタミン剤、ミネラル剤、総合栄養食品類もこの分類でよいと思います。)

免疫アップ系(アトピーは免疫力の低下(?)として、免疫力アップをうたっているもの)

活性酸素関連商品(皮膚の炎症が長引くのは体の中の活性酸素が関与しているためで、これを除去すればよいとするもの)

現代科学超越系(その商品の作動原理に高次元の波動とかや、気のパワーとか、生体エネルギーとか、あるいは原子や電子などの物理学系の用語や何とかイオンなどの一見基礎科学的な用語の何とか作用によって体に良いとしているもの、これに類するグッズ類もありますが、これは項を改めて)

これらは判別が難しいものが多く、全くだめとする考え方と、いやこれは良いという考え方があります。
ただ、試してみるにしても次のような点には漢方的な養生の考え方からは必要だと思います。

(1)その商品に含まれている原料の産地、できれば旬を知ること。
これは食品を体に取り込んでいくときに基本的に考えなくてはいけない点です。漢方的な養生法の中でも大切な点です。季節にあって、住んでいる環境に近いところのものがやはり普段とるものとしては良いです。

(2)商品化されている物は天然素材を前面に出していてもほとんどが加工食品であること。
 これも利用している方は以外にあまり意識していないようです。
 錠剤や、粉末などに加工されて、自然な状態なら数日で傷む食材が数週間、数ヶ月の消費期限になったらもう天然のものとは異なる点に注意です。

(3)その食材を、そのままの形で食べたときの量を考えること。
 これも、健康食品などを考えるときには大切な点です。自然な状態で、あなたが自分の口や胃腸を使ってその食材を食べたときに、それだけの量を取れるかどうかということを考えて見ましょう。
 それ以上の何とか成分を自然界にある量以上をとらせるということは、自然界でありえない量を摂取することになります。それが体に良い反応を出すかとなるか仇となる反応を出すかはおそらく誰も知りません。
 ですからそのあたりは注意が必要です。

 例をあげてみます。
 最近流行の「飲むコラーゲン」ですが、これも製剤になっているから体やお肌によさそうです。
 でも見方や、素材を変えると次のようなこともいえます。
 たとえばあなたの知り合いの方が、非常に美肌に関心が高く、どこかで聞いて「お肌に良いから」といって家でもまたどこに行くにも水筒などに卵の白身を何個分か入れてもち歩いて毎日飲んでいるのを見たとしたらどうでしょうか?
 おそらく普通の感覚をお持ちの方なら「見ていると気持ち悪いよ。それに体に悪そうだからおやめなさいよ。」と言ってしまうのではないかと思います。

 健康食品を利用するときはこの感覚を忘れてはいけないと思います。あくまでも普通に食事をして足りない分を少し補うのが中心であるとということが前提です。

 特にアトピー症状のある方は注意が要るのでないでしょうか?

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アトピー症状に良いとされる商品について

 アトピー症状でお困りの方が相談に見えると、皆さんさまざまな治療法を試したり、いろいろな商品を購入して経験しておられます。
お客さんの相談の中から最近よく使われているアトピーに良いとされて、売られたり、お客さんが情報を集めて使われたりしているものにいくつかのグループがあるように思います。
一度分類してみようかと思います。

(1)皮膚を清潔にする部類
 アトピー症状が皮膚にあるときにやはり掻いたりして傷ができ、そこから皮膚の常在性細菌(黄色ブドウ球菌など)などの感染を起こすことが良くあります。
 また、不要な軟膏剤をきれいに洗い流さずに放置して細菌感染を起こすこともあります。これらはアトピー症状自体の症状ではないのですが、この症状は見た目にもひどいことが多いので、アトピー症状がひどくなったとされていることも多く、感染症が治まっただけでアトピーが治ったと誤解されていることもよくあります。
 これらの感染症に対して有効な薬剤や、商品群がここに入ります。良くこれがアトピー症状の根本的な治療法のようにうったたり、書籍になったりしていることもありますが、これは言い過ぎのような気がします。あくまでも皮膚の感染症を治して、皮膚を清潔な状態にしているという大切な治療の一環ではありますが、アトピー症状の本体の治療とは違うと考えるべきものだと思います。
 ですからこの治療を続けていてもアトピー症状が治るというものでは基本的にはありません。

【このタイプのポイント】
・感染症を起こしている場合には劇的に効果が出ることあり
・皮膚を清潔にする上では重要
・アトピー本体の治療ではない
・アトピー症状の根本治療と勘違いされていることが良くある(ステロイド剤の治療をいきなりやめたりするケースも良くある)
・割高な商品も多い
具体例
超(強)酸性水(名前はいろいろあります)、ポピドンヨード剤(ヨード過敏症には注意)、殺菌ガーゼなど

(2)浸透圧などを利用した肌のカサつき対応品群
 海水に入ったり温泉(鉱泉)につかったりすると、それらの中の水や湯の中の鉱物質や電解質イオンによって肌の乾燥が収まり、皮膚症状が改善するのをりようしたものです。    
 アトピー性皮膚炎の炎症が割合穏やかなときに行うと、保湿機能が低下している皮膚には有効です。
 いくつかの解説書には、皮膚の細胞に浸透圧で塩を含んだ水が入り、潤いがもどり、バリア機能がアップするとしたものが多いようです。
 ただ、これも炎症を根本的に抑えているのではないことに注意が必要です。
 特に炎症がひどいときで、2次感染を起こしている状態のときに使うと逆に刺激となって悪化することも良くあるようです。
 保湿剤の一種と考えると良いと思います。

 【このタイプのポイント】
・この季節(春から初夏)になると商品が多い
・使い方次第では肌が潤う
・アトピーの根本治療ではない
・炎症症状がひどいときには注意
・これも割りと高額になること多い
具体例
いろいろな温泉水、海洋深層水、ミネラル水の入浴

(3)化粧品群(医薬部外品)
 これらは、保湿、軽い炎症、皮膚の再生促進、シミ取りなどいろいろな目的で出されています。
 ただし、化粧品をあまり使いすぎると、やはり皮膚をいたずらに刺激することになることも多いようです。
 炎症がひどいときはお医者さんと相談するか、使うのを控えたほうが無難です。
 以前、顔の皮膚症状がひどい20代の女性が高額な化粧品とフェイスマッサージをしてもらい、逆に症状が悪化して収まらなくなり、3日後に入院となったケースもあります。
 確かに化粧品で治ればうれしいですが、なかなか現実的には難しいようです。
以前はよくアトピー症状にと売り込みに来た化粧品屋さんもありましたが、その後を聞いてみると一巡すると売れなくなっているのが現実です。
保湿剤や、一部のローション、シャンプーで10年以上売れているものもあるにはありますが、アトピー症状は外から塗ってどうにかなるというのは少ないようです。

【このタイプのポイント】
・商品はとても多いです
・使う側との相性がとてもあるので、できればサンプルや小さい包装のものを少なくともしばらく(女性の場合は生理1周期ぐらい、男性なら2週間ほど)使ってみてからまとめ買いをお勧めします。
・アトピーが治るというニュアンスには注意(あまりそのようなことは一般には起こらないようです。よくなる方のほうが少ないことも多いです)
・肌を直接見てもらってから購入したほうが良いです。
・症状が悪化しているのに無理して使い続けることは避けたほうが良いです。
・保湿剤系には医薬品の保湿剤より優秀な基剤を使ったものもあります。
・ローションタイプの保湿剤は、暑い季節は有効。
・いくつかの化粧品は今後期待が持てそうです。(白金ナノコロイドなど)
具体例
例示不能なぐらいたくさんあります。
ヒノキチオール、グリチルリチン成分配合のものが以前は多かったです。
最近はコラーゲン、ヒアルロン酸入りをよくみます。
やはり使う方の相性が大切です。

(注)最近、園芸店で「尿素の肥料」を買ってきて化粧水を自前で作って使っている方がありますが、これは考え物です。
 アトピー性皮膚炎でステロイド剤を割りと使っている場合、皮膚萎縮が起きていることがあります。尿素は皮膚の角化した層を溶かしていますので、皮膚が薄くなっているときには化粧水がとても強い刺激になることがあります。
これはたとえていうと皮膚に化学的なサンドペーパーをかけていると思えばよいです。とてもつらそうでしょ。

 さらに作る過程も問題です。
 
 化粧水を作るときに滅菌室などで作るのではなく家庭の台所のような、専門的に商品として化粧品や医薬品を製造する方から見ればきわめて不衛生(天井や空気中から落ちるダニやホコリ、皆さんのつば、髪の毛、体毛など)だからです。保存にいくら冷蔵庫を使っても問題が多いと思います。
 
 どうしても尿素の化粧水を使いたいというなら、市販されている大手メーカーのをお勧めします。
 
 ぜひご一考を。

つづく

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アトピー症状の治療中の出来事

 よくアトピーを何とかしたいというお客さんから質問をいただくのが「漢方薬を飲み始めると体から毒がでて、一気に悪化することはありませんか?」というものです。
 
 私のところのような薬局に相談に見えるお客さんの多くの方が、いろいろな「アトピーにはこれが良い」とされているものを試したり、経験したりしています。そんな中でいくつかの商品(健康食品だったり、他の市販薬だったり、自然食品だったり、化粧品だったりさまざまです。)で、使いはじめに、皮膚の症状が一気に悪化してしまい、驚いて買ったところやお客様相談サービスなどに聞いてみると、ほとんどの答えが「体の悪いもの(あるいは毒という表現もある)が出ているから、がんばって続けてください。」と説明を受けたり、個人的に少しひどいなという感じがするものが「使う量を増やしてください。」といわれたりしている場合もあります。(もしその商品に対してのアレルギーだったらひどいと命にかかわることもあるからです。)

 この場合の説明に言われている体の悪いものなり毒なりが何を具体的に言っているのかはよくわかりません。
 アトピーや多くの病気が体の中に巣食う「体に悪いものまたは毒」によって生じてくるという考え方は、ひょっとすると漢方的な考え方の意訳されて業者側に都合よく使われているだけかもしれません。もしそうだとすると漢方の本来の意味とはずいぶん違います。

 このような反応が出たからといって必ずしも治るとは限らず、多くの方が何日間かつらい思いと、お財布を軽くしただけということもあるのではないかと思います。

 どうして起こるのかということは良くわかりませんが、この反応が現れる方の多くが「リンパ系の腫れ」を刺激してしまう方法をとったときに良く起こっているように感じています。ですから患者さんで微熱なり、体のどこかのリンパ節(アトピーの患者さんの場合、四肢の付け根、耳下腺、首、目の周辺が多い)にしこりがあるときは、体に何らかの刺激になるもの(薬、健康食品、自然食品、化粧品など)は、作用の強弱にかかわらず、一気にリンパ液が噴出してくる恐れがあると考えています。
 ですからこれは好転反応というよりは治療の手順の誤りだったり、症状のある方の体の状態への無知からきていることだと感じています。これをきちんと考えていけば、こんな不快なことはほとんど経験しなくていいのです。

 これから新しい治療法を考えている方はすこし注意してみてください。

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アトピー症状と睡眠について

 店頭で相談を受ける慢性化したアトピー性皮膚炎の多くの方が夜間の痒みに悩まされています。
 入浴後や就寝時になるとかなりの痒みを覚えそれでよく眠れないという悩みです。他にも年頃の年代になると、皮膚症状が一向に改善してこないことに悩むようになり、それがストレスになり眠れなくなってきているということも相談にあります。

 皮膚病に限らず、体の状態が良くないとき、その状態を回復させるためには安眠は欠かせません。安眠を取ることで、自律神経やホルモンのバランスが安定しますし、体に回復力がついてきます。アトピー性皮膚炎で痒くて眠れないというのは回復を遅らせるばかりか悪化させることになる大きな問題です。

ですから、漢方薬を選ぶときでも、この問題に対してどのような対応をするかは、はじめての相談のときに対応方法としてまず考えなくてはいけない一番大切なポイントになります。
 以前からこの問題には気づいていたのですが良い手立てがなく、皮膚全体の調子が上がり、掻痒感が軽くなるまでお客さんに我慢してもらうことしかできませんでした。最近、薬局の薬に最近睡眠改善薬が出てきました。これを使えればよいのですが、多くのお客さんがお医者さんから抗ヒスタミン薬などを処方され連用しているので、最近売られている薬局の軽い睡眠改善薬では歯が立ちません。

 ところが、最近眠るときの体の状態を考え、その中で血流や、火照りなどに注目して寝る前や入浴時の状態を考えていくことで、アトピー症状の痒みで悩んでいる方の睡眠時の掻痒感に、ある種の漢方薬で対応できることに気づき、この方法で睡眠をとっていただける方が増えてきました。
 この場合、大きく分けて二つのケースがあって、体の火照りを中心に押さえてあげるタイプと、血流をよくしてあげてからだ(特に足や下半身)の冷えをとってあげると良いことがわかってきました。

 また、お客さんと話しているうちに、寝具もとても大切だと思うようになりました。具体的には、痒みが強いときは、毛布の使い方に注意して、綿毛布やタオルケットなどのさらっとした寝具を直接肌に当たるようにして、その上に毛布などを使うと良いようです。床内環境としては、あまり暖まっていないようにし、また湿気を帯びすぎないように少しひんやりぐらいの状態を保ってあげ、入眠しやすく安眠を促すようにしてあげるとよいです。

睡眠を十分に取れるようになると、皮膚の回復力も増すようで、アトピー症状が割と早く全体的から部分的な状態に改善することが多いです。
これはアトピー症状だけでなく大人のにきびにも言えるようです。

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アトピー症状と食事について

 アトピー症状があるときの食事はどのように考えたらよいでしょうか?
 
多くのお客さんがお医者さんからアレルゲンになっているもの以外はアトピーと食事は関係ないといわれたといって店頭で話されます。
 あるいは、熱心な方になると、いろいろな食事療法(玄米だとか、何とか食だとか)を実践されています。これでよくなることもあるようですが、何年にもわたって行い、成長に影響が出ているのではと懸念されるお客さんもお見かけします。

実際にアトピー症状と食事は無関係なのでしょうか?

 これは見方を変えると次のようになると思います。

 「アトピー症状が治りにくくなっている場合はやはり食事を検討してみることは大切。ただし、取り立てて特別なことをするのではなく体に負担のかからない慢性的な病気を持っている患者であるという考え方にたつべきである。」
 
 これはアトピー症状を自分の体でコントロールできなくなっている状態は、体の調整系に問題があり、先天的なものでない限りは、体を健康な状態に保てばアトピー症状はコントロールできるようになるということです。

 30年ほど前までの皮膚科の教科書にはアトピー性皮膚炎は大抵子供の病気で、おおむね第2時性徴期ぐらいで症状が治まると書かれていました。ところが最近では10代、20代でもアトピーで苦しめられている方が大勢見えます。
もし先天的なものがこの症状の一番大きい要因であるとしたら、世代的にみて今の世代に特に増えてきたということは少し変です。生活習慣や食事内容が日本においては大きく変化してきていることが何らかのアトピー症状を現す方の増加に影響しているのではと考えないといけないのではないかと思います。

 とすると、食事においては何を注意すればよいかということになりますが、これは病気になった患者さんが普通注意することとほぼ同じだと考えてみてはどうでしょうか。もちろん食品に反応するものを除き、空気中のアレルゲンに反応する方まで含めてです。

 病院などに入院したときどのような食事が出されるかを考えると、よほど高級な一部の病院を除いて、脂っこいものやファーストフード的なもの、冷たいものは出されないと思います。やはりバランスの良い、なるだけ火を通した、胃腸に負担をかけないものになるのではないでしょうか?

 アトピーがなかなか治らない場合は、まず食事をしっかり考えて、胃腸をしっかりとすることです。これにより元気な体つくりをしていくことです。
 消化に負担となる脂っこいものや、冷たいもの、水の飲みすぎは注意すべきです。特に店頭で見ていますと、冷たいものを季節も関係なしでとっている方にアトピー症状のひどい方が、年代を問わず多いです。
一般的に、病気の方で体力が衰えていたりする方に、冷たいものを勧めないのと同じで、アトピー症状の方は皮膚や体の免疫系が衰えている状態にあると考え、負担になる食事は避けましょう。

 脂分は控え、体が燃やしやすい炭水化物やたんぱく質をとり、消化の助けになるやわらかい繊維質を良く噛んで食べることが大事です。

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懐かしい動画

 「You Tube」という無料動画配信サイトが人気だそうで、遅ればせながら覘いてみて結構はまっています。
 最近良く見ているのは80年代後半のMTVなどで流れていた音楽クリップです。懐かしいところでは、ハービーハンコックの「ROCK IT」がありました。このビデオ、その当時映像が危ない雰囲気とのことで確かアメリカの一部で放送禁止になったものですが、とても斬新です。
 他にもマイケルジャクソンの「今夜もビートイット」「BAD」なんかを見つけてみていました。そしてもしやと思い検索してみるとアルヤンコビックのパロディ版の「EAT IT」「FAT」などもあります。

 もっと驚いたのは「幽霊城のドボチョン一家」まであったことです。このアニメ、声優さんがすごくて南利明さん、由利徹さん、広川太一郎さんなどがあてていて、今見てもとても尾面白いです。

 また何か見つけたらアップしてみます。

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アトピー症状でのある考え

 アトピー症状について書いているとリンクが増えて、ステロイド剤の詳しい記述のあるところとリンクが張られたようですので、ステロイド剤についてはまたの機会に。

 ところで店頭でアトピーの方の相談を受けていて、全般的に難しいと感じていることがあります。
 それは、保湿剤や塗り薬の使いすぎている方に対してどのようにアドバイスをすればよいかということです。以前にも書きましたがアトピーのかなりの割合の方に軟膏剤や保湿剤を使いすぎて逆に皮膚の健康をそこなっているのではないかということです。軟膏剤や、保湿剤の成分や基剤自体にアレルギー反応を持っていたり、塗ることによって皮膚の新陳代謝を邪魔してしまい、自然のままなら当に剥離している役割を終えた皮膚を、軟膏剤や保湿剤でいつまでも皮膚にくっつけたままの状態にしている方が多いように感じているからです。
店頭には皮膚の症状でほとほと困っている方がお見えになります。話をお聞きして、塗り薬の使用状況をお聞きして、こちらからこの話をしていくと、お客さんにはなるほどと思ってもらえるのです。が、そこで今まで塗っていたものを減らしてもらうとすぐに大変な状態が現れることがおおいです。それは今までたまっていた本来「垢」になっている部分が何日も続けて粉を吹いたようにはがれだすからです。こうなると、お客さん本人や、周りの方から見ると症状が悪化したと思われて余計に塗り薬を塗り始めてしまうということが良くあります。でもこれを適正にしないと、皮膚は健康になれません。これをどう理解していただくかが直りにくい皮膚の健康回復の一つのポイントになります。
 とくに、症状が治まってきつつあるのに、痒みやかさつきを怖がるあまり予防的に塗り薬や、保湿剤を使われているようなケースは、塗り薬を適正にして少し恐怖感と戦っていただき、皮膚本来の回復力を発揮できる状況を整えてあげると、その力に驚かれる方が多いです。

 このことはなにもアトピーの治療だけでなく、最近では高栄養化された高価な化粧品を使っている女性の方にもよくお見受けします。
 皮膚に自然な状態ではありえないぐらいの栄養を化粧品を使って毎日補っていると皮膚のターンオバーがおかしくなり、本来なら役割を終えた表皮に栄養がいきわたりいつまでも皮膚表面に付着したままになっていることがあります。見ていると皮膚が「ロウ」のように不自然なテカリ感がある方が年配の女性に見られることがあり、その方にお話しを聞くととても高価な化粧品を使っていることが多いです。話をして少し使うのを控えていただくとやはりしばらくの間は粉を吹いたような状態になり、パニックになりはしますが、それでもがんばっていかれると、それから自然な感じの皮膚が現れていきます。

 皮膚に薬や保湿剤を使うことはもちろん必要なことですが、かさつきが怖いからとか、子供さんが夜中に痒がるといけないからということで塗る場合には注意がいると思います。

 以前のお医者さん向けの外用剤の添付文章には「漫然とした使用を避けること」というのがありましたが、最近では効果の有無をみて速やかに使用を中止することというような表現が多いようです。
 白色ワセリンなどの保湿剤も冬場のように露出した皮膚の温度が下がり、湿度も低い状態なら合いますが、皮膚温度が上がり、湿度も高く、体のリズムから発汗が起こりやすい状態のときは使い方を考えるべきでしょう。

 このスキンケアのやり方を少し丁寧に変えるだけでアトピー性皮膚炎やアレルギー性皮膚炎の症状がぐんと良くなるケースは意外に多いです。

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アトピー症状とステロイド剤

 赤ちゃんや、子供さんだけでなく成人の方まで、アトピー症状で薬局に相談に見える方の多くがステロイド剤や免疫抑制剤(プロトピック)に対しての副作用が心配といわれます。極端なお母さんになると、「このような薬は薬害があるから子供には絶対使いません。」と言い切られる方もお見えです。

 確かに、この場合に使われるステロイド外用剤(合成副腎皮質ホルモン含有製剤)や最近多い免疫抑制剤には使い方をきちんとしなければいけない強い作用を持った薬ですし、副作用が現れることもあるお薬です。
 ただ薬を扱うものからすると無理解に薬を副作用から見てしまうのもどうかと思います。アトピー症状のひどい場合はやはりきちんとお医者さんの指導のもと、このようなお薬を使わないといけませんし、症状からくる苦痛(痒くて眠れない、顔の症状がひどくて外に出れないなど)を良くすることは難しいです。

 ステロイド剤などの薬に対してのさまざまな見方がありますが、基本的な知識を持ってみてはどうかと思います。
 そのためには製薬メーカーが出している薬の説明書「添付文章」を読んでみるというの
はどうでしょうか?これは、薬のことについてさまざまな情報を載せている大切なメーカーからの案内書のようなものです。

 「添付文書(てんぷぶんしょ)」と検索するとこのデータを集めているところが出てきます。最近では検索がとても楽で、ほとんどの薬を調べることができます。この文書の中には何の薬で、どんな症状に効いて、またどんな副作用があってその発生頻度がどれくらいで、使用するときにどんな注意事項があるかなどがきちんとかかれています。この文章、以外に専門化が見ていないことも良くありますが、その薬の情報がきちんと網羅されています。
最近ですと薬局で薬の写真入の文章がもらえますがこれよりははるかに詳しい内容が載っています。

 ステロイド剤については、使用上の注意事項が載っていますが、よく読むと少し抽象的な表現が多く見られます。これは、処方するお医者さんに配慮しているというのを製薬会社に勤めているときに聞いたことがあります。
ステロイド剤には細かい使用上の注意が書かれていることに感心すると思います。

 一度見てみるとお薬のことがいろいろわかると思いますよ。

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理不尽に耐える

 ステロイドにつきましては来週からまた書きます。少し話題をかえて。

 今週読んだ雑誌等の中で印象が深かったのは今日の表題です。これは週刊ポストの中で落語家の立川志の輔師匠が師匠の談志師匠にいわれた「修行とは理不尽に耐えること」という言葉です。プロの仕事には理不尽な出来事がつきものだから、修行のときからそれに慣れるということだそうです。

 この同じ号に先日の高知空港での飛行機の胴体着陸の記事もありました。
 理不尽といえばこのときの飛行機に乗り合わせた方々や、特にその命を託された飛行機の乗務員の方々でしょう。記事によると機長さんは冷静な態度で「このような状況は十分に訓練をつんでいるから安心してください。」といわれていたそうです。

 理不尽なことに耐えるというのは日々に鍛えるしかないものなのでしょう。経験が浅いと投げ出したりあきらめたりしがちですが、やはりそこはプロだからとか、仕事だからということで向かっていかないと進歩がないようです。

 昔、実はこじれにこじれまくっている得意先にろくな引継ぎもせずに担当させられ、挨拶に行っていきなり怒鳴られたり、無視されたり、名刺を目の前で破って捨てられたりしたことがありました。このような理不尽さをひょっとすると今年社会に出てきた方がするかもしれません。

 きれいごとや、マニュアルどおり、書いてあるとおりにならないことは多いです。以前のことを理不尽さに遭遇したときのやりきれない気持ちになってからだが変に暑くなることは今でも時々あります。

 「理不尽に耐えること」今週はとても良い言葉に出会えた気がしています。

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アトピー症状とステロイドや保湿剤(その1)

 私の住んでいる地域では、昼間は上着が少し暑く感じられ、夜も重ねている綿毛布などを蹴飛ばして寝ていることが多くなりました。
 このような気温になり、さらに湿気が増えてくると、気をつけたいのがアトピー性皮膚炎などの皮膚病の方の塗り薬や保湿剤の使いすぎです。つまり軟膏剤や保湿剤を使いすぎてそのために皮膚の炎症が悪化させてしまうということです。

 今回はアトピー性皮膚炎をはじめ多くの皮膚疾患の治療剤として使われる「軟膏剤」について少し書いてみましょう。
 現在使われている軟膏剤は「油脂分を基にしてそこに主剤となる薬剤を混ぜたもの」となるかと思います。
 「油脂分」には役割がいくつかあって、主剤を保持する、皮膚にくっつく、皮膚面の保護などの役割があります。多くの場合白色ワセリンが使われています。これに塗りやすくしたり、製造中に攪拌しやすくするためにラノリンを加えて基剤(軟膏剤のもと)としています。

 主剤となる薬品の中には油類には溶けて水には解けないもの(ステロイドなど)と水には溶けて油には溶けないものがあります。ステロイドは油に溶けますから基剤に直接混ぜていけばよいことになります。
 
 この基剤は「軟らかさ」があって、硬いものから「軟膏」「ユニバーサルクリーム」「クリーム」(今は分類が異なっているかも知れません)があります。これは基剤の中に含まれる油脂分と水分の混合割合によって決まります。軟膏は水分を含まず、ユニバーサルクリームはそこそこ含み、クリームは多く含むということです。
 これは塗ったときの伸びや皮膚への付着においてはとても大切なものです。名のと通った製薬メーカーにはこの基剤がとても優秀です。この基剤を化粧品メーカーに融通していることも良くあります。

 一般的には、気温が高く、湿気の多いときはクリームやユニバーサルクリーム、冬場は軟膏をメーカーは進めますが、これは処方されるお医者さんの経験で変化します。
 赤ちゃんの場合、股やお尻など密閉されるところは軟膏、顔などはクリーム、ユニバーサルクリームという使い分けもあります。

 軟膏は皮膚にべっとりとつきますから、油脂膜を長時間皮膚に作れますが、これは体からすると、皮膚の毛穴をふさぐことになります。このため、熱の放散や汗の発散が妨げられ、これが「蒸れ」となり、痒みの原因になることも良くあります。これからの季節はこのことに特に注意すべきです。店頭につれてこられた赤ちゃんが日中頬にワセリンをてかてかになるぐらい塗られて、一生懸命手で取り除こうとしている姿はいたたまれなくなります。

 幼児などの場合、よほど体の中に冷えがない限り、大人よりも皮膚からの分泌物も多いですし、特に10代の方はにきびができるぐらいですから、保湿剤や塗り薬には注意したいものです。

 次回は「ステロイド外用剤」に注目してみましょう。

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アトピー症状の対応例-赤ちゃん

 赤ちゃんでまだ授乳中でもアトピー症状や湿疹が現れ、ご相談にお見えになる方が増えてきています。来店されると、赤ちゃんの顔が塗り薬や保湿剤でてかてか光っていたりしますが、痒そうで見ているほうが少しつらくなります。

 授乳中の場合、赤ちゃんがとる栄養は、もちろんお母さんのおっぱいが中心になります。おっぱいの基はお母さんが食べた食事から作られることになります。
 
 ところがお母さんの胃腸がもともと弱かったり、冷えていたり、赤ちゃんの世話や数時間ごとの授乳で夜も良く眠れず疲れていたりすると消化力が落ちてしまい、食べ物の栄養素を基本単位まで消化分解(異化といいます)できなかったりすることが起こります。こんなときに消化に時間のかかるこってりしたものなんかをそれまでの習慣でついつい食べてしまう新前のお母さんが多いです。
 栄養素の中で特に注意が必要なのがアレルギーや皮膚炎の場合、たんぱく質で、これが最小単位のアミノ酸まで分解できずに、アミノ酸が数個つながった形(ペプチド)までしか消化できず、小腸の壁にもし何らかの障害があって、アミノ酸の数個つながった小さなペプチドが体の中に取り込まれると異種タンパクと体が認識してしまうと、これが立派なアレルゲンになります。(少し前の小児学会のアレルギーに関するところで確か発表がありました。)
 ここにストレスで肝機能が落ちていたりすると母乳の中にこれが混じりこんだりして赤ちゃんに負担がかかり、それを赤ちゃんの体が皮膚を使って排泄しようとするのが皮膚炎になる、というのが東洋医学的な赤ちゃんの食物アレルギー性の皮膚炎の解釈です。
また人間ストレスをためると、血液が酸性になりやすくなります。こうなるとおっぱいも味が変わるようです。またイライラしているときに血液中に増えた「イライラ物質」がおっぱいから赤ちゃんの体に入ると赤ちゃんもイライラしやすくなるようです。
 
 ですから店頭でご相談を受けているとやはりついイライラしやすいお母さんからおっぱいをもらっている赤ちゃんの皮膚炎が、お母さんにイライラを鎮め、肝機能をたすけてあげるとされる漢方薬を飲んでもらうと、赤ちゃんの皮膚炎が改善してくることは良くあります。

最近ではこれにお母さんの消化を助ける「フスマ」や「サンザシ」などが配合された補助食品を一緒にすることで、授乳中の赤ちゃんの皮膚を良くすることがかなりできるようになりました。
 もちろんお母さんの体調も良くなっていただいています。

 やはり、おかあさんと赤ちゃんのつながりは深いものです。

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アトピー症状とリンパ腺の腫れ

 4月に入り、桜の花が散るころになると、3月ごろから悪化していたアトピー性皮膚炎のご相談の方たちが落ち着きを取り戻しひどくなったという電話も減り、ほっとする時期になってきます。

今年はスギ花粉が例年よりは少なめとは聞いていましたが、暖冬もあり、やはり3月ごろから目の上や、顔、首、胸、背中、ひじの内側、ひざの裏側などの症状がひどくなる方は多かったです。久しぶりに皮膚症状の緩和のお薬がほしいという方が多かったです。

 それでも少し前から、アトピー症状改善のための体つくりをされている方は、例年よりは症状は軽いとは言っていただけますが、それでも赤みや痒みは相当な苦痛です。
 特に、卒業式や入学式の集合写真などに写るとなると気持ち的にもやるせないものになります。

 うちの店にご相談に見える方の多くはステロイド剤などをお医者さんから処方されておりその効き目が良くなくて何とかならないかという相談が多いです。そんな中で薬局でお受けできる方のご相談に応じています。基本は「根本からの健康な体づくり」です。

 アトピー性皮膚炎は東洋医学的には「胃腸の冷え」「食事の高栄養化、高脂質化」「慢性的な疲労状態(睡眠不足による)」「血行不良(運動不足による)」などによるからだの調和の乱れから生じると考えています。「陰陽の乱れ」を体が治せない状態と難しくいえばなります。ですから、漢方薬でこれらのことをじっくりと改善しつつ、皮膚の症状を緩和するお薬を使い、ひどいときにはお医者さんの薬を使正しく使っていただくという形をとっています。
 今年に関して言えば、昨年から始めた「リンパ腺の腫れ」に注目していくことで、かなりこの時期の悪化を軽くしたり、悪化の期間を短くすることができました。特に顔や首の掻き破って滲出液が出てくる状態を起こすことが幸い1例もみなっかたことは良かったです。
 
 昨年初めごろからがんばったお客さんはそろそろ基本的なお薬だけにステージアップされる方も増えてきています。

 あとは、季節、体にあった食事の仕方に注意していくことを願うばかりです。

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量と質

「カンブリア宮殿」という番組をご存知ですか?テレビ東京系で放映されている経済番組です。経営の有名な方々や一流アスリートの方々の生の話が聞けるとても興味深い番組です。 

 昨日放送された「カンブリア宮殿」で、大手ビールメーカーの社長さんが「営業を量や数字から質への転換」という内容の話をされていました。
とても面白い話でした。
 話の内容は次のようでした。それまで小売店に量を売ってマージンを取ってもらったり、サービス品をつける商売から、どうやったら自分のところのビールを飲んでいただけるシーンを取引先の方々に「提案」をするビジネスに転換して、最初は上手くいかず、現場からも批判されたが、ひとたび軌道に乗ると、質を求める優良店からのしっかりとした「期待」とパートナーとしての「信頼」を勝ち取ることに成功しつつあるという話です。
 
 私のところで10数年来の付き合いのある大手メーカーがあります。最近社会をにぎわす不祥事をしでかしたところです。
 ここのメーカーがまだ元気だったころ、思ったことがあります。それは、このメーカさんは数字ができる納品先のことまでしか考えていないということでした。
 自分のところが作った商品を使っていただく最終消費者のことはあまり念頭にないような販促や言動が目立つメーカーでした。偉い方々の言葉には消費者ニーズがというようなことをいうのですが、行動がちぐはぐで、結局自分たちの目先の数字、納品伝票の数字のことばかりでした。(結局伝票数字のごまかしがばれてえらいことになったのですが。)このメーカー、部門の違うところではマスコミを使った販売は国内指折りですが、部門が違うとまるっきりそのノウハウを活かすことはなかったです。同じ会社と外部からは映るのに中はまるっきり呉越同舟を地でいっていました。まるで「縦割り行政」の民間版といった感じでした。
 結局いろいろあって、整理され、現在は心機一転という形ですが、このところまたおかしなことを最近やっています。このような状況で今までの商品ラインの整理はいたし方ないとしても、現場からすると、少し力を入れれば売れる商品を、経営に入った方たちが「財務諸表」ばかりに執着して、整理してしまいます。あまりに現場の状況をおろそかにしすぎのように感じがとても強いのです。その結果、あるお店にとっては売れていた商品がなくなることになり、多くの小売店から見限られ始めています。もうすぐ雪崩のような大きな流れに経営陣は驚くことになるでしょう。
 商売の基本はもちろん数字ですが、それをしっかりとした強い形で得るためには質的なものがなくてはだめということを昨日の社長さんは教えてくれました。

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治療の節目

 少し前に、肺がんを専門医されている医学部の大学院の外科医さんから聞いた話です。この先生に抗がん剤治療で留意される点をお聞きしたところ次のように話されました。
「データの裏づけはまだないが、化学療法(抗がん剤治療)の場合、はじめうまく効果が上がっていても6、7ヶ月になると急に効果がなくなるようなケースをよく経験する。だからこのあたりの期間は一つの節目のような気がする。」
 
 具体的な根拠になるデータがあるのではないのだそうですが多くの症例を経験してこのような感想を持っているようです。
 抗がん剤に耐性ができることもあるようですが、人間の体も大体200日ぐらいたつといろいろな刺激に慣れてくるのかもしれません。

 この先生はガンの患者さんの治療経過を見えられるとき、約6から7ヶ月ぐらいと18ヶ月目ぐらいが節目になるような感想をお持ちだそうです。

 こういった話は現場の話として何らかの意義があるように感じます。

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この季節に多い便秘の悩み

 大体日中の最高気温が20度を超えるか超えないかぐらい、体温の半分ぐらいの時期になると便秘の相談が増えてきます。いろいろ便秘の対応をされていた方が具合を悪くして相談に見えることが多いです。
 この時期一番多いのは虚秘という腸の動きがもともと悪いか弱い方が、食物繊維のとりすぎで調子を崩すタイプです。このタイプの方は腸の動きがもともと良くないのですが、便秘には繊維質を多くとればよいということで一生懸命に消化に時間のかかる繊維質それも根のもの、茎もの野菜(牛蒡、にんじんなど)をたくさん食べていたりします。そこにまたヨーグルトのように脂肪分が多いものを冷たい状態で食べていて、ますます腸の運動を悪くするようなことをされたりしています。
 大体このタイプの方は、便秘が1週間ぐらいでもおなかが張ってこなくて、便意もあまりないことが多いです。
 このようなタイプの方は市販の便秘薬を飲むと、おなかが痛くなり、下痢のような状態の排便になることが多いです。

 漢方薬にはこのようなタイプの方に腸の運動をよくしながら排便を促すお薬があります。温脾湯や四物湯などの処方や、麻子仁という生薬の入った処方などがやさしく腸の動きを改善してくれます。

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司馬遼太郎の本について

 このブログ、見ている方は見ていてくれますね。本仲間や読書仲間が増えるまではこの路線もありかと。

 ところで司馬遼太郎先生の本はいろいろと名作がありすぎてですが、もちろん「竜馬がいく」「坂の上の雲」「燃えよ、剣」「菜の花沖」なども良いですが、個人的には「酔って候」が好きです。
 この中の「伊達の黒船」という小説が面白いです。宇和島藩の卑賤の身であった一人の手先が器用な職人風の男が努力を重ねてその当時の最先端の技術である「蒸気機関」の船を作りあげるという話です。最後のほうに村田蔵六(大村益次郎、司馬遼太郎先生の「花神」の主人公)も出てきたりして。
 「花蝶の夢」も面白いですが途中読みです。

 このような小品に結構何度も読めるものが多いです。
 文庫が擦り切れるぐらい読んだものとしては、
 安部公房先生の「壁」の中の「魔法のチョーク」
 開高 健先生の「白いページ」の「狂う」
 星 新一先生のショートショート全般、特に「ある装置」「鍵」
など(まだまだありますが、また機会を見つけて書きます。)

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ブログ題名変更

 このブログの題名を変更しました。最近脱線書き込みが増えて漢方薬のことばかりではなくなってきたのでタイトル変更です。

心機一転書き込みます。

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イリュージョン他について

 先日書き込みましたラジオについてコメントありがとうございます。やはり、合格祝いにステレオやコンポを買ってもらっている方はいるんですね。それとリチャード・バックの「イリュージョン」が好きという方にコメントいただけて感激です。

 先日とある勉強会で思わぬところでJ.P.ホーガンの「星を継ぐもの」の話が出て驚きました。割と本好きな私はSF小説は大好きな部類でこの本は何度も読み返したものです。小学生のころはイギリスの劇作家シェリフの「ついらくした月」が大好きでした。この本は今では絶版になっているのか検索してもヒットしませんがとても読み応えのある小説です。

 「イリュージョン」はジャック・フィニイ「ゲティスバーグの春を愛す」とともに身近に置いておきたい本です。
 特にイリュージョンの中の「救世主入門」は大好きです。小説の中に出てきた「雲を消す練習」もこの本を読んだころには何度も空を見上げて挑んだものです。

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お買い物と会話

 コミュニケーション術のハウツー本が結構書店に並んでいます。ビジネスや就職関連のコーナーに良くあります。
 小売店を営んでいるのでお客さんとの会話は毎日のことなのですが、やはり若い方の多くが自分いいたいことを伝えるの、会話となると苦労していることを感じます。特に自分の体の状態を話すのもなかなか表現ができないようです。高校生ぐらいの子でもアルバイトなどで接客業の経験があるといいのですが、なかなか言葉が出なくてという方も多いです。

 思うのですが、今商店街や小売店はどこも集客で苦労しています。郊外型の大型店や自分で好きな商品を手にとってレジにというお店が増えています。
 昔はたとえば子供のお使いでも、何か買うにしても店の人に、何を買いたくていくら持ってきたということをテレ恥ずかしい気持ちを押さえて「小さな勇気」を振り絞って話したような気がします。
 今の子供さんたちはこのような経験をどれくらい日々の生活で送っているのでしょうか?

 毎日買い物からして会話をしないと買えないとなると、逆に会話のスキルが知らないうちにあがっているような気がします。ある面、これが最近多くなっている神経症の遠因になっている気がしています。
 個人的に不便さの中に文化があるように思っているのですが、便利、合理的な面で置き去りにされている中に「買い物会話術、交渉術」が下手になってきているような気がします。
 近所に元気な商店街があるというのはとても子供さんの社会勉強になるような気がして、そんな環境で住んでいる子供たちは幸せかもしれません。

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