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発熱や倦怠感について

 風邪にかかったり体調を崩したり、疲れたりすると、人間はにだるくなって何もする気がしなくなります。動物を見ていると、あまり活発でなくなりだるそうな、眠たそうな状態にみえる事が良くあります。 また、この状態で、体が自然と反応して発熱が起こったりもします。

 漢方を最初に勉強したとき、「傷寒論」とい本を漢方の師匠から解説を受けました。この書物の中には、「傷寒」という病気にかかると体にどのような変化が起きて、この変化のときは状態はこうだから、この処方を使うといいということが書いてあります。この中で熱の状態と患者が汗を書いているかどうかはとても大切な症状として書いてあります。
 この書物から漢方を勉強したりすると、流感(インフルエンザもたぶん入ります)にかかったら、発熱の状態によっては体を興奮させて逆に中から暖めて発汗を促して熱を下げるということが指示されます。これは解熱剤を勉強してきた頭にはなかなか理解しずらい概念です。ですが、経験的に、発汗を促すと流感が早くすっきりと治ることはよく経験させられます。
 このことをいろいろな有名な漢方家の方々が解説していて、いわく現代医学で言う免疫というのはある程度体に熱があるほうが活発に働くもので、流感にかかってしばらくして悪寒がして体が発熱してくるのはある種の生体防御反応なのだから解熱剤を注意して使うべきだとしています。また、このような状態で「だるくなる」のは流感を治すほうにエネルギーを使っているからだから、体を暖かく保って休めるのが最良の方法と解説しているものを読んだことがあります。

 現在の薬は、体の反応の一部分や病理の一部分に焦点がおかれたものが多く作用点が極めて限局されています。このような薬は、良く効くのですが、体全体のバランスが良くない状態になることもよく起こるようです。

 ある国際ボランティアに参加されて、物資や薬剤などが不足している紛争地区で医療をされているお医者さんが言われた「死なないように体を管理すれば、自然と病気は治ります。」という言葉はとても印象的に感じます。

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