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「逍遙散」という処方

 漢方薬の中でよく使われる処方に「逍遙散(しょうようさん)」という処方があります。
 イライラした状態を改善して、体の中の「気」の流れをよくする処方です。

 

「逍遙」という字は、ものの本によると「逍」は、木の枝がそよ風にゆらゆらそよぐ様を、「遙」は小船が水の上でゆったりと揺れる様を現す漢字なのだそうです。
 ですから、気分がゆったりとして、緊張がない状態にする薬という意味です。
現在では、更年期障害や生理前の緊張症、生理不順をはじめ、緊張性の精神的な症状の緩和や生理前に悪化するニキビによく用いられます。

 健康保険では、「加味逍遙散」というのがありこちらが処方されます。「加味」というのは「逍遙散」に「梔子(くちなし)」と「牡丹皮」を加えたもので、逍遥散よりもイライラしやすく怒りっぽくなった状態を治すための薬になっています。この二つの生薬は冷やす働きがあります。
 ですから、冷え性気味の方や、胃腸が弱く冷たいものがだめという方には、「逍遥散」のほうが向いています。

 漢方薬の中でも、よく使われる処方の一つです。

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