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チャングムの誓いの中の東洋医学

 昨日の放送では、チャングムの親友のヨンセンが懐妊して、特別サングンから側室になったところが出てきました。

 東洋医学的な部分として、「血虚」の症状、これに対しての脈で「尺脈がジュ脈」「当帰芍薬散」「風熱」という言葉が、台詞の中にあり、特に「血虚」「風熱」がヨンセンの妊娠を守ろうとするチャングムと、それを妊娠を阻止しようとする医女ヨリとの医療対決が出てきています。

 女性が妊娠すると、一般的には脈は「滑(カツ)」という状態になり、これは皮膚の中でそろばんの玉がコロコロと転がるような感じの脈です。
 ところがヨンセンは「尺脈がジュ(おそらく渋)脈」といわれていました。これは、一般的な正常な妊娠時の脈ではありません。何かしら身体に問題が起こっているということになります。

 

東洋医学で脈を取るときは3本の指で手首を押さえて脈を取ります。このとき手首側から「寸、間、尺」といいます。「寸脈」は脈を見る側の人差し指、「間脈」は中指、「尺脈」は薬指になり、それぞれ臓腑が決まっています。

 ドラマの中で、ヨリが「妊娠して、4ヶ月までは不安定で、2ヶ月たつと酸っぱい物が欲しくなります。これは肝臓に負担がかかってくるからです。」と説明し、ヨンセンが「動悸がして、めまい、頭痛」を訴えると「血虚」からと説明しています。
「血虚」は主に肝臓で起こります。
 このとき医師団にも「血虚」として、症状と、脈を「尺脈が渋脈」と報告して、「当帰芍薬散」を処方するように指示されています。

 「血虚」というのは妊娠のときに負担のかかる肝臓で起こし、貧血や自律神経の失調まで含めた症状のことを言います。今の時代で言う「貧血」ではありません。
 「血虚」は東洋医学の診断では「虚証」になるので、ドラマの中のように、栄養のある食べ物で養生をし、「当帰芍薬散」という処方を飲めばいいのです。
 ところが、お母さんの妊娠時の状態と脈を診て、次のような症状「寝ていてもふらつき、顔が蒸気して、首筋にコリがある」という症状から、ヨンセンが「血虚」ではなく、実証の「風熱」ではないかと疑いを持ちます。それをシン先生に確認しています。

 

「虚」と「実」は性格がまったく逆の状態で、「虚」の治療を「実」に用いると大変危険なことになります。
 「風熱」とはどんな症状でしょうか。
 (つづく)

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