« 2005年5月 | トップページ | 2005年7月 »

香りの薬

 漢方薬には、生薬の香り成分を利用して、神経を調節する治療があります。
 
 東洋医学では、体の中に「経絡(ケイラク)」というツボの流れを規定して、そこに「気」と「血」がめぐることで、体の状態を保っているという基本的な考え方があります。
 
 ストレスや、季節的な状態で、この「気」と「血」の流れが乱されて、この乱れによって、五臓六腑のバランスが崩れ、この崩れが元に戻らない状態を「病気」としています。
ですから、「気」と「血」の流れはとても大切です。
 
 そこで、この「気」の流れが、何かの原因で悪くなったときに香りを使うことがあるのです。
生薬で言うと、麝香(ジャコウ)、沈香、白檀といったものや、青みかんの皮、香附子などの生薬を用います。
 これらの生薬は、御香にも使われるものがあるくらい、香りがするものです。
 
 この香りによって、「気」のめぐりを良くして、鬱っぽい状態や、いらいら、体の張った感じや、軽いしびれ、軽い痛みの治療に使ったりします。

 最近読んだ本に、五感の中で、嗅覚だけ脳内での処理の仕方が違い、脳に対してダイレクトに働くというのがありました。
 またロボットの研究をしている方の予測では、視覚、聴覚、味覚、触覚は処理する経路が長いので、そこに人工的に干渉して脳に再現できるだろうが、嗅覚は難しいといわれているものを読んだ記憶もあります。
 それだけ、嗅覚は単純に脳と直結しているということだそうです。

 そうしてみると、宗教的な行為に線香や香油のような「香り」を使うのもなんとなくわかります。香りによって、感情を鎮めたり、落ち着かせたりするということのようです。
 気分が落ち着いていると、免疫系もよくなるようですから、仏教で、不幸事のあとにお線香をつけるのは、見舞われた方の体を守ることを経験的に知っていて、仏事に取り込んだのかもと思います。
 
 漢方でもこの理屈を上手く使った治療方があるのです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

くすり屋さんの薫り

 小さなお店で、自然のものを扱っていると、お店に薫りがつきます。特に漢方薬の生薬を毎日扱っていると、強い生薬特有の薫りがつきます。
 毎日いる人間にはわからなくなっているのですが、初めて見えた方にはその薫りについて、色々な感想を漏らしていただけます。
 
 振り返ってみると、お店に入った方が、薫りのことを指摘してくださるようになったのは、お店を始めて3年ぐらいたってからだったような気がします。
 
 売れる薬が季節的な状況で変わる漢方薬屋は、その季節に多い症状の薬をあわせることが多くなります。
 そうすると、お見えになる方も、悩んでいる症状が良くお出しする薬と合うと、良い薫りに感じるようで、なんか安心する薫りと言っていただけることもあります。
 
漢方薬において、このにおいの反応は大切で、香りの成分によってからだの気のめぐりを調整するお薬がありますから、このような安心作用を薫りでもたらしてくれているのかもしれません。
 
 待合スペースで、お客さんが、お店の薫りで癒されて、うたた寝をしていただけるように最近なってきているのが、心ひそかにちょっと自慢におもっています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ワンちゃん、猫ちゃんの漢方

 最近、時々ですが、お客さんから、ペットの漢方相談を受けることがります。
 
 小動物の哺乳類なら、漢方薬も効くようで、いい感じです。
 
 ご時勢か、アレルギーの皮膚炎や、ただれが多いのですが、あと老犬の腹水、ガンで食欲不振などもありました。
 人間に使う漢方薬のうち、刺激性のある「発汗剤」と強い「下剤」をのぞけばおおむねいいのかなーとは思いますが、専門的に研究されているのかはわかりません。
 針灸は、やられているようですが、漢方薬はどうなんでしょうか。
 
 ただ、漢方薬の塗り薬は、舐めても大丈夫な成分ですから安心してお勧めできます。
 生薬のにおいがお気に入りの場合もあって、煎じるときに袋からあけたとたんに袋を噛んで、体をこすり付けたりすることもあったり、逆に逃げ回ることもあるようです。
 
 個人的な印象としては、皮膚病にはいいのかなーと思っています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

桃の葉で入浴剤

 私の地区では、空梅雨で、湿気はあるのに雨はまだまとまって降ってくれていません。これからの雨に期待したいところです。
 
 ところで、むしむしと暑くなりますと、肌の弱い方などには「あせも」ができたりします。お医者さんや、薬局に行き相談するのもいいですが、桃の葉をお風呂に入れるという方法も民間薬的な使い方としてお勧めできます。
 
 乾燥した桃の葉2,3つかみを布の袋に入れてお風呂に入れるだけです。葉の中の「タンニン」やそのほかの成分が「あせも」によいとされています。
 赤ちゃんの「あせも」でお困りの方は参考にしてみてください。

 あと、最近では、ユーカリのエキス成分を主としたローションもいいようです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

チャングムの誓いに出ていた薬、脈診他2

 昨日書いた、チャングムの誓いに出てきた、薬で、ウンベク先生が行っていた「ブッシュサン」が「佛手散」とわかりました。
 
 知り合いの漢方薬に詳しい先生方がやはりご存知でした。教えてくださった先生方ありがとうございます。
 
 「当帰(トウキ)」「川きゅう(センキュウ)」を粉末にして、お酒で煮出す薬だそうで、効き目が良いので、佛の手のようだということで名がついたんだそうです。
 やはりこの処方内容ですと、鍼治療を助ける意味が強いかもしれません。

 一般的に、漢方で強く「下して」お腹の中の「お血」をとるときには、おおむね、チャンドクさんがチャングムに教えた、虫類を使うことが多いです。虻虫、水蛭、ジャ虫などを配合した漢方薬が良く使われます。
 
 ドラマですから、鍼を打つということに重きを置いているのかもしれませんね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

チャングムの誓いに出ていた薬、脈診他

 昨日放送された「チャングムの誓い」は、漢方医学について多少の理解があると、より深く楽しめたと思います。
 
 先週分の放送から、「脈」についての話が多く出てきました。

 簡単に東洋医学で用いられる「脈診」についてですが、「脈診」は古くから行われてきた診察方法の一つで、数千年にわたって使われている方法です。
 脈の取り方にも色々ありますが、頸、手首、足の3箇所でとることが多いです。現在では、手首のところでとることが主流になっています。
 脈を取る時間や、指の当て方など色々な細かい決まりがあります。
 
 チャングムのドラマの中では、頸や足の脈の話も出てきましたから、3箇所で取る方法を使っているようです。

 「脈診」によってわかることは、体の元気具合、病気の勢い、病気の性質、病気の思いか軽いかがわかるとされています。
 また、「脈」には「平脈」と「病脈」があって、「平脈」は元気な人の普通の状態の脈、「病脈」は病気のときの脈です。「病脈」は本によって数が違い28種類とか、16種類とかしている本もあります。

 ドラマでは、中宮様が、流産をされ、体力が落ち、気力も萎え、体の気血のめぐりが悪くなり、その結果「お(やまいだれに於)血」が生じたとしてドラマが進んでいました。症状も顔色が暗く、舌が暗い紫、爪を押すと色の戻りが悪く、お腹をおすと張っていて押されることを嫌がるということです。
 
 このときお付の医女ヨリが脈を取り「渋脈」としています。
 
 この脈は「病脈」の一つで「お血」があるときに現れる脈です。
 
 ドラマの中でも出てきますが、「病脈」を見るのはとても難しく、主観や、指先の感覚いよって左右されてしまいます。ある種の職人技が要求される技術です。
 
 チャングムが、この「脈診」とは違う見立てをし、「散脈」を見つけます。これは、体が大変危険な状態のときに現れる脈です。
 
  この脈と、先ほどの中宮様の症状のほかに、歯茎が鮮紅色で充血、口臭を見つけます。
 そのあとの診察で、このほかに鼻の粘膜の充血に触れ、鼻血の有無が確認されていました。これらの症候は、病気が重い状態を示しており「血分」という非常に危険な状態になっているときに現れます。
 もし流産によって、胎児と胎盤が降りて、後陣痛だけなら、体に栄養と休養で治ります。この診断で治療をしていたのですから、チャングムの見つけた症状が、そんな悠長なことを言っていられない状態に、中宮様があるということを示していますから大変なわけです。
 
 ここで、針を使っていますが、最初に医女ヨリさんが使ったのは、気血のめぐりをよくするところ、そのあとでチャングムがうったのは、お腹の中にあるものを外に「下す」ための、もし間違えたら、体が弱っている人がしに追いやられるというツボに針をうっています。
 
 このとき、漢方薬として、最初に「失笑散(しっしょうさん)」という「お血」を散らして痛みを取る薬を使っています。ですがこれが効いていません。
 そこで、チャングムの見立てにしたがって、ウンベクさんが責任を取るということでチャングムの見立て「双子の赤ちゃんがもう一人死産して、お腹に残っている」という状態に合わせて「ブッシュサン」(処方が今のところ見つかりませんがおそらく流産をさせる、強い処方)を使って、2日後に胎児が外に出てきて、症状が改善しています。
 
 昨日分の見ていても、東洋医学的な診断や技術、それに位の高い方の難しい症状に直面した医官、医女たちのぎりぎりの判断をしていくところがよく出ていて大変興味深い場面でした。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

つわり(軽いもの)の応急処置

 ここ最近、体を温めて免疫力をということがはやりになっているようで、生姜(しょうが)がちょっとしたブームになっています。
 
 生姜は、使い方によっては、妊娠中の軽いつわりにも使えます。

 やり方は簡単で、生姜の絞り汁を食前に数滴飲んだり、おかゆの薄いのを作り、そこに生姜の絞り汁を入れてすこし煮詰めたものを作ります。
 これを胃が痛むときはすこし暖めて、逆に暖かいものは胃にしげきになって吐いてしまうときには、すこし冷やして飲むと良いです。
 
 あとこのときに大葉(紫蘇の葉)の汁を一緒に使っても良いです。
 
 梅雨時や、気温が高くなって食欲が落ちる時期です。すこし工夫をして、少しでも食べれるようになってくださいね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

夏風邪の予防や、応急処置に

 私の地区では、のどが腫れたり、発熱したり、むかむかしたり、下痢をしたりという梅雨時に多い症状が出始めているようです。
 昨日も常連さんの子供さんがのどを腫らし、お医者さんに調べていただいたら「ヨウレン菌」が見つかったそうです。
 
 発病したらもちろんお医者さんの診断を仰ぐべきですが、この時期の流感にはいくつかの予防や、初期の対応が薬局でもできます。
 
 のどに対しては「ホソバタイセイ(板藍根)」や「スベリヒユ(五行草)」という生薬でうがいをするといいですし、飲んでもいいです。この二つは、顆粒状にしたものが売られています。もちろん緑茶を濃くしてうがいをするのもいいです。
 軽いのどの痛みには「銀翹散」という処方の漢方薬を飲んで様子を見てもいいです。

 おなかに来たときは「藿香正気散(カッコウショウキサン)」という処方の漢方薬が良く効きます。子供から大人の方まで使える便利なお薬です。薬局では別の商品名で売られてりることもあります。例、カッコウサン、ショウシツカリュウなど
 冷たいものをとりすぎて、下痢をしているときは、「人参湯(ニンジントウ)」という漢方薬を使うこともあります。
 このようなお薬を少量用意しておくと、急場の時には便利ですよ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

すいか糖

 今でも売られているところがあるようですが、「すいか糖」というこの時期の健康に役立つものがあるそうです。

 スイカには、ビタミンやカロチン、ミネラルのカリウムが豊富に含まれており、ほてりやむくみに大変良い食品です。
 特にカリウムは、体の中の余分なナトリウムの体外へに排泄を促進してくれますから、塩を取りすぎたときにスイカを食べると、ナトリウムが早くからだの外に出て行きます。
ですから、ナトリウムの取りすぎで、高血圧や腎臓の調子のよくない方には良い食品になります。
 そこで以前は多くの薬局で「スイカ糖」(字は異なっているかもしれません。)が売られていたようです。
 
 これは、自宅でも簡単に作れます。
 スイカ2,3個分の中身を布巾で搾り取り、その絞り汁を時間をかけて煮詰めます。このとき焦がさないように時々かき混ぜるといいです。蜜状になるまで煮詰め、ビンにつめて保存します。
 これを、一日に適量食すると良いです。特に、塩を多く使った料理を食べたときにとると良いです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

スイカを食べるとき

 スイカが美味しく、食べやすい値段になってきました。
 ところで、スイカを食べるときにお塩をつけますか?
 スイカにお塩をつけることは、漢方の食養生では大変理にかなった、体に良い食べ方になります。
 先回書いたように、食品には五味(酸、苦、甘、辛、鹹)という味があります。これらはそれぞれ、漢方の体の見方の基本的な考え方の五臓六腑にそれぞれを当てはめて考えています。
 たとえば、酸味は肝の臓に良く、働きを活発化させます。苦味は心の臓、甘味は脾の臓、辛味は肺の臓、鹹味(塩辛い味)は腎の臓です。
 これらの働きを良くする味は、その臓器の働きが悪いときには、多くとることで働きを良くし、体を元気にさせます。
 ところが、人間の臓腑は働きがよくなりすぎても体を害してしまいます。ですから、五臓にはそれぞれ、働きを抑制して調整してくれる相方があります。(漫才のボケと突っ込みのような役割かもしれません。)
 肝は脾を調整し、脾は腎、腎は心、心は肺、肺は肝となっています。
 
 スイカは、甘い味で、体を冷やす働きがあります。これを食べると、脾に働きを高めることになりますが、脾が働きすぎると、調整する働きも強くなりすぎて、腎の働きに負担がかかります。ここで、一緒に少量のお塩をとると、塩味は腎を良くしますから、スイカの腎への影響を軽くしてあげることができるのです。

 このようなバランスをとるやり方は昔から経験的に良くやられていますし、しっかりとした料理は、調味料の使い方によって、味のバランスをうまく調整していることが多いようです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

チャングムの誓いに出ていた薬、流産2

 栗や一部の木の実には、東洋医学では「腎系」の薬になると考えています。
 流産を漢方的に「腎系」の虚弱と考え、栗の重湯が出てきたのだと推測します。

 食べ物にはそれぞれ味がありますが、大きく5つ分けて漢方では考えます。
 酸味、苦味、甘味、辛味、塩から味(鹹味)の五つです。
 これらの味はそれぞれ順番に、肝臓、心臓、脾臓、肺臓、腎臓に良いとされています。

 栗は、塩から味で、腎臓によく、また体を温める働きがあるので、腎系を元気にさせ、流産の予防に使うという考え方だと思います。
 味と、食品それぞれに体を温めたり、冷やしたりする性質を利用することで、体の状態を良くすることができます。
 妊娠中や、なかなか子宝に恵まれない場合は、体を冷やしたりする食品は避け、どうしてもそのような食材を使うときは、加熱するか、体を温める食材とあわせて料理することが大切です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

チャングムの誓いに出ていた薬、流産

 昨日の「チャングムの誓い」はいよいよ仇敵と合間見えたり、チャングムとヨンセンの再開、ミン・ジョンホが本気を出しだしたりと面白くなってきましたね。わくわくしてしまいます。
 昨日の放送の中にもいくつか漢方や生薬のことが出てきました。
 中宮様が流産の恐れがあるとして、医官のウンベク先生が次のものをチェゴサングンに用意するように言ってましたね。
・カボチャのつるの煮汁
・ナツメ(大棗)の紙包み焼き
・松の実のおかゆ
・レンコンのおろした汁
・栗の重湯

 
 実際に日本で流産に用いるかどうかは、手元の資料には載っていません。流産に関してはかなり専門的な処方しか残っていないのです。
個人的な意見ですが、カボチャの種には母乳を通じさせる作用がありますから、このホルモンの働きを抑える作用があるのかもしれません。
レンコンには収斂作用、消炎作用がありますから、子宮出血を炎症と判断したのかもしれません。
でもこれらを見ると、副作用の出にくい植物を選んでいることが良くわかります。
 
 面白いのはカボチャで、この植物、文献によると日本には天文10年(1541年)に豊後の神宮浦にポルトガル船が漂着し、このとき領主の大友宗麟に送られたのがはじめとあります。
 チャングムの物語は朝鮮王朝の成宗から中宗王の時代で特に中宗王に使えるのですから中宗王の統治1506年から1544年までが中心です。
 これを見ると、カボチャは日本より先に朝鮮半島に渡っていたようです。

 あと、昨日のドラマの中で興味深い演出がありました。
 チャングムと再会をしたチェゴサングンのクミョンがスラッカンに戻って、ナツメ(大棗)を手にとって紙の上に乗せようとして、落としてしまうところです。
 ナツメは、朝鮮半島において祭事においてとても大切な縁起物の食べ物です。これが手からもれて、落ちたということは・・・

 明日は、今女医のヨリさん(別嬪さんですね。)と問題になってきた脈診「ジュウ(渋)脈」と舌、おけつ症について。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

目によく効く漢方薬

ブログや、ホームページなどを作るのに、パソコンに向かっていると、目に負担がすごくかかるのを実感します。
サプリメントでは、ベルベリーや、ルテイン、ビタミン剤などにも目の筋肉の緊張をほぐすものが売られています。
漢方薬にもよく効く薬があって、「杞菊地黄丸(コキクジオウガン)」という有名なお薬があります。
目の疲れや、腫れぼったい感じをとりますし、続けて飲むと視力や、目の病気にも良い場合が結構あります。仮性近視の子供さんにもいいようです。
国内では、小さな粒のものと、大きなピンポン玉のような形の剤形のものがあります。
私は、よくピンポン玉のものを目が疲れると飲んでいます。
サプリメントより効く感じです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

お酒を飲みすぎたら…

 暑くなり、ビールや発砲酒、焼酎のオンザロックが美味しい季節になってきました。
 冬もそうですが、夏は夏で、ついつい飲みすぎて、次の日につらい思いをしてしまいがちになります。
 こんなとき、薬に携わるものとしては、あらかじめこんな薬を飲んで「酒毒」を迎え撃ちます。
 お勧めなのは「黄連解毒湯(おうれんげどくとう)」と「五苓散(ごれいさん)」をあらかじめ飲み、飲酒後は、この2つの薬に「牛黄(ごおう)の入った製剤・・・個人的には感応丸」を飲みます。
 次の日が仕事のときは自分としてはこの組み合わせがいいようです。
あと普段から良く飲んでいる人には「熊参丸(ゆうじんがん)」もいいという方が多いです。
 近くの薬局にたいていそろえてあります。ウィークデイでも飲みたいという方は試してみては?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

健康になるには偏食がお勧め?

 よくおみやげ物屋さんなどに、健康十訓とか、百訓とかが書かれた湯飲みや、ランチョンマットなどが、孫の手や、名前のキーホルダーと並んでいたりします。
 この中に、健康の秘訣として、腹八分目と、バランスの良い食事は入っているように思います。
 ですが、最近流行の健康ブームの主役たちは、この考え方とはすこし違っているようです。
 今日お見えになったお客さんは、生活習慣病で状態もかなりよくない方ですが、この方が「玉ねぎ健康法」を熱心に語っていかれました。なんでも「玉ねぎ」を毎日結構な量とると血液がサラサラになり、自分のなっている病気が良くなるとのことです。やはり、テレビでやっていたそうです。
 この結構な量をとり続けることが、一般的にいう「偏食」になるという考え方はあまりないようです。
 サプリメントなどにも、「その一粒に何とかの成分がなんと普通に食べたときの何十倍もふくまれています。」といった製品がたまにあります。
 これも別の見方をすれば、偏食することになり、バランスよく食事を取るということからずれているような気がします。
 また、この場合、自然界に存在しなくて、もともとその食品を普通食べる量の何十倍もとるという自然に暮らしていれば起こりえないことが体にどんな負担になるかはわかりません。
 食品の中の何か有効な成分を取り出して、体にいいとするのは良いのですが、それ全体で考えると弊害もある場合が結構あります。
 偏食は体に良くないとおもいますよ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

チャングムの誓いに出ていた薬、下す

 チャングムの時代もそうですが、漢方薬を使った基本的な治療法に「下す(下痢をさせる、出血させる)」があります。
 漢方薬を飲むことで、汗をかかせる(発表、解表といいます)、吐かせる、下す、和解というような薬の反応を治療目的で使います。
 先回の放送で、薬と毒物の区分試験が出てきましたが、ここで例として上げられたのが「巴豆(ハズ)」です。

 シン教授が「巴豆は冷えの便秘に使えば効果があるが、熱の便秘に使うと、患者をしに至らしめることがある」という内容のことを言っていますが、これは漢方薬や、生薬を体に用いるときの大切な考え方の一つです。
 チャングムが見習いのころハン尚宮から何度も水を持ってこさせたのと同じで、患者の状態をよく聞き、その状態に合った水を選ぶことがこれと通じるところがあります。

 巴豆は大腸に対してとても強い「下す」働きがありますが、特に体を「温める、熱くする」働きが強い生薬です。ですから、おなかが冷えているときには薬としてとても有効です。
 ところが逆に、おなかに熱があるときに使うと、体が激しく消耗することがあり場合によってはとても危険ということになります。

 漢方薬を使うときは、患者さんをよく聞いたり、見たり、触ったり、においをかいだりして状態をはかり薬を選びます。
 これを「証をとる」とか「弁証」などといって薬が有効に働いて、悪い反応が出ないようにするとても大切なことです。

 追伸:TBしてくださっている方々ありがとうございます。まだシステムが良くわかっていないのでどうお返事をすればよいのかがわかりません。修練できるまで、失礼があるかもしれませんがお赦しを。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

チャングム誓いでの美肌法

 昨日放送されていたチャングムの誓いの中で、生薬を使った美肌方法が出てきました。

 乾燥したヨモギの葉(蓬、漢方薬では艾葉)の煙で、肌荒れ、肌の乾燥感を鎮め、肌をしっとりさせる。
 白茯苓(シロブクリョウ)とはちみつを混ぜて、肌に塗り、シミをおさえる。
 桑の木の灰でソバカス、いぼに。
 覆盆子(フクボンシ)は、肌のくすみに良い。
 肌をみずみずしくするには、お釜のご飯からの湯気にあたる。
 肌を白く、滑らかにするには、お米のとぎ汁をつかう。
 
 この中で、現在でも使われているのは、ヨモギぐらいかなと思います。これは、確か韓国にエステツアーに行くと、蒸し風呂の中で、浴衣を着て、ヨモギの煙を、スカートの中に入れるというのをテレビで見たような気がします。
 

| | コメント (1) | トラックバック (1)

お薬と水

お薬を飲むときは水でとか、お茶は避けてとかよく言われませんか?
これはお薬の成分が、飲んだものによって、効き目が邪魔されたりしないようにするためです。
ところが最近、気になることがあります。
病院で出されたお薬を、健康食品の「にがり水」とか、「深層水」とかで服用している方がたまにお見えになります。
くすりは、塩分(お塩だけでなく、難しい言葉では、無機塩類)が多く含まれた水で飲んだりすると、吸収率が変わってしまい、効き方が変化することがあります。
特に慢性的な病気で薬を飲みなれている方に多いようです。
ちょっと注意してみてください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

チャングムの誓いで盛り上がる

午前中に、年配の女性のお客さんと、チャングムの誓いについて、話が盛り上がっていました。
 その方は、「気病」を気にされて、来店されたのですが、先週の放送を見て、自分もこの症状じゃないかとお見えになりました。特に姑にいじめられて気を病んだ人が自分に当てはまるとのことで、漢方薬がよいと思われたそうです。

「女性を見たら気病と思え」は古来言われることです。
漢方薬には、気のめぐりをよくしたり、気を補ったり、気の働きを高めたりする薬剤がたくさんあります。
 特に女性は、気のめぐりをよくすることで不快な症状が改善することが多いです。
(注、お客さんにはここに書き込むことは了解済みです。)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

コチュジャン(簡単な)作り方

今日はすこし志向を変えて、簡単なコチュジャン(唐辛子味噌)の作り方を。
材料の分量は、よく使うところで半年ぐらい持ちますので、加減してください。
材料:唐辛子(朝鮮料理の材料店で、コチュジャン用のもの)250グラム、白味噌1キログラム、ザラメ砂糖1キログラム、しょうゆ7合から8合ぐらい。

作り方
大なべにしょうゆザラメをいれ、焦がさないように加熱。ザラメがとけたら、白味噌、唐辛子を加え、白味噌の粒がなくなるまで、中火程度で、かき混ぜながら良く溶かす。

粒がなくなり、とろみが出たら、火からおろす。

すこし冷ましてから、陶器の壺に移して保存。

料理に使ってもいいですし、するめやあたりめにつけて食べても美味しいです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

冷え性さんの冷房対策

いよいよ日中は暑く感じられるようになり、お店や、交通機関でも冷房が入るようになってきました。
職場などで、一日中冷房された環境にいると、後になって、体が重くなったり、頭痛や、肩こり、下半身の冷えや、むくみが現れたり、ひどいと痺れや、冷感、血行不良になったりします。
このようなときに、漢方薬の「五積散(ゴシャクサン)」を服用するといいです。
この漢方薬は、「冷え」によって起こるいろいろな障害を改善し、また予防的な効果もあります。
個人的には、冷え性の方で、むくみやすい方のダイエットや、「白ニキビ」にもお勧めすることがあります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

チャングムの誓いに出ていた薬

 先回の放送では、生薬があと二つ「ロロ」と「茜根」が出ていました。 

 処方としては、何度も、「気脹(キチョウ)」である気の鬱滞を除く処方として、「ブンシンキイン(分心気飲)」が出てきました。
 この処方は、1100年の中期に編纂された「太平恵民和剤局方」に出てくる処方で、胸にたまった鬱気を分け開くための処方です。情緒が不安定で、神経が衰弱して、食事が進まなかったり、むくんだり、テレビで出てきたようにおなかが張って膨れたり、妊娠時の咳や、乳房の痛みにも使われる漢方薬です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

チャングムの誓いに出ていた薬

昨日放送されたチャングムの中に漢方薬の処方と、生薬がまた出てきました。
昨日の放送では、「医女」の研修が本格的に始まり、こわい先生からいろいろと口頭で諮問を受けるシーンがありました。
中に出てきたのは、生薬で、丹参(タンジン)、木香(モッコウ)、ニクジュヨウなどが紹介されていました。
意図的かもしれませんが、確か、解毒作用のある薬も出てましたが、丹参は「血」に関係する生薬、木香は「気」に関係する生薬、ニクジュヨウは不妊症に効くと紹介されていました。このニクジュヨウは、補陽といって、五臓のうち「腎」を主に補い、冷えや、生殖器系の機能低下時にも良く使われる生薬です。
明日は、処方について。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

目の疲れからの頭痛

頭痛で悩んでおられる方の中に、肩こりや、目の疲れが引き金になっている場合も多いようです。
特に、右目と、左目の視力に大きな差があったり、細かい字などを前かがみで見ている方に多いようです。
このような方は、鎮痛剤や、漢方薬も一時的で、やはり視力の矯正や、遠くを見たりして目を休ませると頭痛の予防になるようです。
あと、片側の後頭部が、肩や首筋からこり痛むときは、サリチル酸を含む貼り薬が、頭痛予防としていいようです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

頭痛の多い季節?

 先月の末ぐらいから、頭痛、それも片頭痛のお客さんが目立ちます。季節的なものなのか、あるいは、雑誌かテレビで、漢方薬がいいと載ったのかも知れません。
漢方薬の考え方では、代表的なものとして、冷えと絡む片頭痛と、水分代謝の悪さから来るものがあり、ここに血行不良が起こって長引くものとがあります。
 それぞれの度合いに応じて、漢方薬を使ったり、すこし飲み続けると、発作が起こりにくくなります。
 あと、男性では、冷たい飲み物から起こる場合が多く、特に目を良く使う肩で、肩こりがある方は、冷たいものを避けるといいです。ビールが美味しい時期ですが、頭痛のある方は避けてみてください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2005年5月 | トップページ | 2005年7月 »